2026
5/21
- トピックス

こんにちは。
情シスコンサルティングの田村です。
「攻めのIT」「守りのIT」とは何でしょうか?
例えば、「守りのIT」の代表格が「セキュリティ」です。
でも、サイバー攻撃対策として最新のAI技術を導入し、堅牢な環境を構築したとします。
その結果、顧客の信頼を得られ、取引が拡大する。
その文脈なら、その取り組みは「攻め」のようにも感じます。
また、基幹システムも一般的には「守りのIT」に分類されます。
でも、データを蓄積・集約する基盤となり、それらを分析することで
業務を一変させ、さらには革新的なサービスを誕生させる。
この文脈であれば、「攻め」の武器になります。
他方、顧客サービスの向上は、一般的に「攻めのIT」に分類されます。
でも、そのサービスを変えるのではなく、裏側でミスをなくし、
生産性向上や省力化を成し遂げる。これは、表向きには何も変わっていません。
「守り」を固める、というニュアンスの方がしっくりきます。
つまり、「攻めのIT」「守りのIT」という言葉は、
システムの種類や技術そのものを厳密に定義するものではありません。
「人間(特に経営層など)に説明しやすくするための便宜上の分類」に過ぎないのです。
もともとこの言葉は、経済産業省のレポートなどでも用いられ、
「IT投資の目的」をわかりやすく整理するために定着しました。
<一般的な「守りのIT」>
コスト削減、業務効率化、リスク回避(基幹システム、セキュリティなど)
<一般的な「攻めのIT」>
売上向上、ビジネスモデル変革、顧客体験の向上(データ分析、新サービス開発など)
システムそのものが攻めか守りかを決めるのではなく、
「そのシステムを使って経営にどんな価値を生み出すか」
によって、意味合いは完全に反転します。
現在、この「攻め」と「守り」の境界線は溶け合い、
表裏一体のものになってきています。
これは、情シスにも言えます。
「攻めの情シス」「守りの情シス」という言葉がありますが、
これも厳密な境界線はありません。
どちらも攻めにも守りにもなる表裏一体の存在です。
しかし現実には、お互いに明確に線引きしてしまい、
チームとして対立している現場が後を絶ちません。
今回は、ある現場でこの「対立構造」と
それを乗り越えるための「仕組み化」について考察してみました。
ぜひ、お時間を取ってお読みください!
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