各ドキュメントの定義

IT・システムに関する方針や計画を示すドキュメントは、大きく次の3つに分かれます。

■IT戦略:

ITを用いて、何を達成するか、どうやって達成するかの大枠を示す

■システム企画:

IT戦略実行のためのシステム構築・導入について、社内承認を得るためのもの

■プロジェクト計画:

承認されたシステム企画を具体的な行動やタスクに落とし込み定義するもの
 

時系列としては「IT戦略」⇒「システム企画」⇒「プロジェクト計画」となり、全体から個別へと徐々に詳細化されていきます。
 

スコープの違い

ITやシステムの方針を示す際は、まず全体を定義し、それらを構成する要素を個別に切り出し、詳細化していきます。

定義する範囲の広さを表すと、次のようなイメージとなります。

この際、ドキュメントは大きく2つにわかれます。

システムの全体像を示し、方針を定義していく「全体定義」と
単独のシステムやITサービスについて、方針を定義していく「個別定義」です。

全体定義は「IT戦略」や「グランドデザイン」、個別定義は「システム企画書」や「プロジェクト計画書」が挙げられます。
 

各ドキュメントの記載項目

各ドキュメントに記載する代表的な項目は下表の通りです。
(あくまで「代表的」な項目であり、個別の背景に応じて、記載する項目が変わってくる点はご了承ください。)


(※ 画像をクリックすると、大きな画像が表示されます)
 

各ドキュメントの項目は、使い回しができます。

これまでのドキュメントを蓄積し、検索できるようにしておくことで、それは貴重な「ノウハウ」となります。

そのドキュメントがそっくりそのまま流用できなくても、アレンジして使うことで、大幅なショートカットができます。

大事なことなので、もう一度書きます。

「ドキュメントの蓄積」 = 「ノウハウ」 です。

 

(プロジェクト計画書の補足)
右側にあるプロジェクト計画書は「ベンダー選定前」と「ベンダー選定後」の2つに分かれます。

前者は、自社が作成します。社内でプロジェクトを立ち上げる際に定義し、体制図に記載されたメンバーを集めてキックオフ時に共有します。

後者は、ベンダーが作成します。自社はレビューを行い、両者の認識をすり合わせます。その上で、自社とベンダーの体制図に記載されたメンバーを一同に集めて、キックオフを行います。