要件定義終了判定(サマリ)

要件定義終了判定(要件定義工程完了クライテリア判定ともいう)のポイントは「総合的な判定」とすることです。

・予定されていた成果物が全て納品されているか
・その成果物が関係者全員のレビューを完了しているか
・成果物の内容が正しいか
・要件定義で解決すべき課題が残っていないか
・次の設計フェーズに進められるか

それらを一覧化したものが、下図のサンプルとなります。


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要件定義終了判定(別紙・詳細)

上記の判定一覧(サマリ)を作成したら、それぞれの判定項目について、別紙で詳細の一覧を作成していきます。

① 成果物受領 判定

成果物の受領は、もっとも基本的な判定項目です。ベンダーと約束した「成果物」を漏れなく受け取っているかを確認するものです。

ベンダーが作成した「提案書」または「プロジェクト計画書」で定義された「成果物一覧」から要件定義で受領すべき成果物を抜き出し、一覧化します。


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② レビュー完了 判定

要件定義書の「レビュー」が完了したかを判定するものです。

プロジェクト体制図に記載されたメンバー全員を列挙し、レビューが完了したら「レビュー完了日」を入れます。ポイントは、そのメンバーが関係ない部分はグレーアウトし、そのメンバーが確認すべき対象を明確にすることです。


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③ 要件定義網羅性 判定

要件定義に必要な「項目」が、漏れなく定義されているかを判定します。

下図は、どのシステムでも共通する項目を例示しています。

ここにシステム特性に応じて、判定項目をアレンジしてください(オンプレ/クラウド、スクラッチ/パッケージ、業務の特殊性等)。


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上記の判定までは、どのプロジェクトでも標準となる判定項目です。
ここから先は、プロジェクトの固有部分に踏み込んだ判定となります。
 

④ 妥当性 判定

ベンダーが提案時に「できる」と言ったことが本当にできているかを確認します。

そのためには、ベンダーが作成した「提案書」または「プロジェクト計画書」と、現在の「要件定義書」を比較して、「機能単位」でギャップがないかを判定していきます。

下図は、パッケージにおける妥当性判定です。

RFPの「要求機能一覧」に対して、ベンダーより提案時に実現可否回答(「標準機能」「カスタマイズ」「対応不可」)をもらっています。

要件定義終了時点で、提案時の回答とのギャップを確認し、合意しているかどうかを確認します。


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⑤ 課題の解決状況 判定

要件定義で決めるべき「課題」について、解決しているかどうかを確認します。

発生した課題は、すべて要件定義で解決しておく必要はありませんが「基本設計フェーズで決める」「運用設計フェーズで決める」等の「申し送り」を明確にしておきます。


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※ 弊社で公開しているサンプルについては、基本的に画像のみの提供とさせていただいております。ファイルデータのダウンロードを可能とすると、内容の吟味をせずにそのまま流用し、トラブルに発展する可能性があるためです。画像データから文字起こしを行う過程で、それぞれのプロジェクトの状況に合わせてアレンジしていただければ幸いです。